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国土数値情報。鉄道データベースのテーブル相関図(その1)

国土数値情報の鉄道データをダウンロードして、データベースに取り込みました。データベース内の各テーブルの内容については、前回の「国土数値情報。鉄道データベースのテーブル内容。」で概要を見ました。今回は、それらのテーブルの相関関係を明らかにしましょう。テーブルの相互関係が明らかになれば、必要な情報を得るために、どのデータとどのデータを組み合わせればよいかがわかります。

「鉄道データベース・テーブル相関図」

結論から述べましょう。鉄道データベースの各テーブルの相互関係は、次の図の「鉄道データベース・テーブル相関図」の通りです。

鉄道データベース・テーブル相関図」←クリックすると本来の画像が別ウィンドウに表示されます。 鉄道データベース・テーブル相関図

この「鉄道データベース・テーブル相関図」を読むためには、どのレベルの線分データを利用するのかという見方が必要です。まず、このことについて説明しましょう。

国土数値情報におけるラインデータの概念は、ライン(線)は、線分の集まりであるという概念です。つまり複数の線分がつながって形成された多角線がライン(線)であるということです。そして、各線分の始点と終点の間に細かい中間点を設定して、それらの点をなぞっていけば、中間点をの設定が細かければ細かいほど、現実の曲線的な形状に近づけることができます。

国土数値情報のラインデータ、リンクデータは、このようなライン(線)に関する概念に従って作成されています。したがって、ライン(線)には、その細かさのレベルがあるのです。

国土数値情報のラインデータの細かさのレベルは、大きく3段階あります。これを便宜上、一次線分、二次線分、三次線分とよぶことにしましょう。

一次線分。ラインデータの始点と終点。

一次線分は、ラインデータの始点と終点を結ぶ線分です。

「鉄道データベース・テーブル相関図」を見て見ましょう。ラインデータ台帳で路線名を決めれば、その属性番号である路線番号が特定されます。路線番号は、「ラインデータテーブル」の属性番号を参照して、属性番号が一致するラインデータレコードを探すことができます。

たとえば、東海道新幹線の路線番号はから、ラインデータの中でこれと一致する属性番号を持つラインデータ一連番号を見つけます。

ラインデータのレコードには、始点と終点のノードが明記されています。

東海道新幹線のラインデータであるライン一連番号の始点には、メシュコードいくつノード番号がいくつというようにこれを特定するノードが記載されています。終点も同じです。

ラインデータのレコードの始点と終点の経度緯度を調べるためには、ノードデータのテーブルを参照します。それぞれのメシュコード及びノード番号が一致するレコードをノードデータのテーブルから探します。これらが一致したレコードにあるX座標、Y座標がそれぞれの点の経度、緯度です。X座標、Y座標は10分の1秒を単位としていますから、これらの数値を36000で割れば度単位に換算できます。

このようにすれば、東海道新幹線の始点と終点の経度緯度も判明します。

始点と終点の座標の数値がわかれば、これを結ぶことにより、線分ができます。

一次線分による新幹線路線図

上記にもとづき、4つの新幹線の路線を線分にしたものが、次の「一次線分による新幹線路線図」です。 新幹線一次線分

路線の始点と終点を結んだだけですから、実際の線路の形状とは異なります。しかしながら、図の目的によっては、このぐらい簡略化したほうがよい場合もあるものです。

始点と終点に駅名の表示

上記の「一次線分による新幹線路線図」には始点と終点に駅名が表示されています。これはどのように調べたのでしょう。

もう一度、「鉄道データベース・テーブル相関図」を見て下さい。右側のほうにある[ノードデータ]のテーブルから矢印が[ノード台帳]のテーブルに伸びています。これは[ノードデータ]の[属性番号]は[ノード台帳]の[属性番号(駅番号)]を参照することができることを示しています。これが一致するものは、駅名と結びつけることができます。

上記の「一次線分による新幹線路線図」上の新潟、大宮、東京、新大阪の駅名は、このようにして求めたものです。ただし、盛岡と博多の駅名はこの方法では求めることはできませんでした。終点のノード番号が、ノード台帳上の盛岡と博多のものに一致しなかったのです。これがいかなる理由によるものなのか、鉄道について詳しくないのでわかりません。きっと何か理由があるのでしょう。

一次線分の限界

上越新幹線は大宮が始点、東北新幹線は東京が始点。このため「一次線分による新幹線路線図」では、大宮駅付近の東北新幹線の線が実際よりも右に表示されています。東北新幹線の中間点として大宮駅を入れたほうがいいことがわかります。このあたりが一次線分だけによる路線図の限界といえましょう。このことを知るためにも、あえてこの図はこのままにしておきます。

次回は「『鉄道データベース・テーブル相関図』と二次線分」です。

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