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国土数値情報。鉄道データベースのテーブル内容。
「国土数値情報。データの取り込み。 」の記事では、国土数値上情報をダウンロードして、データベースに取り込む方法について述べました。今回は、取り込んだデータがどのように各種のテーブルに格納されているかを見ていきます。
各テーブルの概要
ライン台帳データ:路線名
「ライン台帳データ」のテーブルに路線名があります。下の表は、路線名に「中央」という文字があるデータを選びだしたものです。中央本線(神田~代々木)の路線コードは12006001だということがわかります。
路線コード | 種別 | 路線名 |
---|---|---|
13006000 | 2 | 中央本線 |
13006001 | 2 | 中央本線(原野~木曽福島) |
13006002 | 2 | 中央本線(坂下付近) |
13006003 | 2 | 中央本線(落合川付近その1) |
13006004 | 2 | 中央本線(落合川付近その2) |
13006005 | 2 | 中央本線(中津川~美乃坂本) |
13006006 | 2 | 中央本線(恵那~武並) |
13006007 | 2 | 中央本線(土岐市~多治見) |
12006000 | 2 | 中央本線 |
12006001 | 2 | 中央本線(神田~代々木) |
12006002 | 2 | 中央本線(岡谷~塩尻) |
12006003 | 2 | 中央本線(四方津~梁川) |
12006004 | 2 | 中央本線(梁川~鳥沢) |
12006005 | 2 | 中央本線(甲斐大和~勝沼ぶどう郷) |
12006006 | 2 | 中央本線(新府~穴山) |
12006007 | 2 | 中央本線(岡谷付近) |
21200400 | 3 | 大阪市交通局 4号線(中央線) |
ラインデータ(線):路線データ
路線は線の結合です。路線を構成する線は、ラインデータ(線)を参照します。路線コード12006001のラインデータのライン一連番号は40です。
連番 | 路線コード | ライン一連番号 | ラインデータ数 |
---|---|---|---|
40 | 12006001 | 40 | 17 |
ラインデータ明細:路線明細データ
ラインデータ明細には、路線データとリンクデータを結びつけるためのデータが格納されています。ライン一連番号が40のラインデータ明細を検索すると17のレコードが表示されます。4・5番目にあるメッシュコードとリンク一連番号とで、参照すべきリンクデータを特定しています。
ライン一連番号 | 明細番号 | メッシュコード | リンク一連番号 |
---|---|---|---|
40 | 1 | 533946 | 13 |
40 | 2 | 533946 | 12 |
40 | 3 | 533946 | 11 |
40 | 4 | 533946 | 10 |
40 | 5 | 533946 | 8 |
40 | 6 | 533946 | 9 |
40 | 7 | 533946 | 7 |
40 | 8 | 533945 | 7 |
40 | 9 | 533945 | 13 |
40 | 10 | 533945 | 14 |
40 | 11 | 533945 | 15 |
40 | 12 | 533945 | 12 |
40 | 13 | 533945 | 16 |
40 | 14 | 533945 | 11 |
40 | 15 | 533945 | 8 |
40 | 16 | 533945 | 9 |
40 | 17 | 533945 | 10 |
リンクデータ(線分):線分データ
リンクデータ(線分)には、始点ノードと終点ノードのほか中間点のデータ数が格納されています。始点と終点のメッシュ番号とノード番号でノードデータを参照すれば、その緯度経度情報が判明します。
始点メッシュコード | リンク一連番号 | 始点ノード番号 | 終点メッシュコード | 終点ノード番号 | 中間点数 |
---|---|---|---|---|---|
533946 | 7 | 8 | 533946 | 9 | 5 |
533946 | 8 | 10 | 533946 | 11 | 2 |
533946 | 9 | 11 | 533946 | 9 | 8 |
533946 | 10 | 12 | 533946 | 10 | 2 |
533946 | 11 | 12 | 533946 | 17 | 3 |
533946 | 12 | 17 | 533946 | 18 | 3 |
533946 | 13 | 15 | 533946 | 18 | 2 |
533946 | 14 | 21 | 533946 | 22 | 4 |
533946 | 15 | 23 | 533946 | 22 | 7 |
533946 | 16 | 24 | 533946 | 25 | 5 |
533946 | 17 | 26 | 533946 | 27 | 4 |
リンクデータ(線分)明細:線分データ明細
リンクデータ(線分)に記載された始点と終点のメッシュ番号とノード番号でノードデータを参照して、ノードデータにある緯度経度を結べば線分はできますが、より細かな形状の線にしたい場合は、その間の座標も使う必要があります。この「リンクデータ(線分)明細:線分データ明細」は、その中間点の緯度経度データを提供するものです。中間点ばかりでなく始点と終点の緯度経度も掲載されています。
ラインデータ一連番号 | ラインデータ明細番号 | リンクデータ明細番号 | X座標 | Y座標 |
---|---|---|---|---|
40 | 1 | 1 | 5031753 | 1284906 |
40 | 1 | 2 | 5031763 | 1284936 |
40 | 2 | 1 | 5031753 | 1285076 |
40 | 2 | 2 | 5031773 | 1285046 |
40 | 2 | 3 | 5031763 | 1284936 |
40 | 3 | 1 | 5031593 | 1285166 |
40 | 3 | 2 | 5031673 | 1285136 |
40 | 3 | 3 | 5031753 | 1285076 |
40 | 4 | 1 | 5031593 | 1285166 |
40 | 4 | 2 | 5031563 | 1285176 |
40 | 5 | 1 | 5031563 | 1285176 |
40 | 5 | 2 | 5031533 | 1285186 |
ノードデータ(点)
ノードデータは点のデータです。その点の緯度経度などがわかります。国土数値情報の緯度経度は1秒の10分の1を1単位としています。したがって、これを36000で割れば、緯度経度が出ます。その緯度経度の少数点以下を60倍すれば「分」、さらにその少数点以下を60倍すれば「秒」がわかります。
メッシュ番号の上4桁は一次メッシュコードの番号です。一次メッシュは一辺約80kmの大きな区画です。次の2桁は二次メッシュコードです。 二次メッシュコードの上1桁は、南から北に向けて0から9までの行番号が割り振られ、上から2桁目は西から東に向けて0から9まで列番号が割り振られています。このメッシュコードを見れば、メッシュ同士の位置関係が推定できます。
メッシュ内一連番号は、メッシュ番号と合わせて、このノードデータを特定させるものです。
ノード台帳の有無は、そのノードに対応するデータがノード台帳にあるかを示します。鉄道データのノード台帳は、駅名のデータです。次の属性番号は駅コードを表しています。
接続リンク数は、このノードを用いているリンクデータの数。図郭情報は、このノードがリンクデータ上にあるかどうか。対応点のメッシュコードとノード番号は、リンクデータ上の隣のノードか、隣のメッシュの対応するノードを示します。
メッシュ番号 | メッシュ内一連番号 | X座標 | Y座標 | ノード台帳の有無 | 属性番号 | 接続リンク数 | 図郭情報 | 対応点メッシュコード | 対応点ノード番号 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
533946 | 7 | 5031603 | 1284526 | 1 | 5339460007 | 3 | 0 | 0 | 0 |
533946 | 8 | 5030883 | 1285286 | 0 | 0 | 1 | 1 | 533945 | 8 |
533946 | 9 | 5031133 | 1285266 | 1 | 5339460009 | 2 | 0 | 0 | 0 |
533946 | 10 | 5031563 | 1285176 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 0 |
533946 | 11 | 5031533 | 1285186 | 1 | 5339460011 | 3 | 0 | 0 | 0 |
ノード台帳
鉄道データの場合、ノード台帳のデータは駅のデータです。ノードデータと対応させて緯度経度の情報を取得することができます。
属性番号 | 駅名 |
---|---|
5339450246 | 西ヶ原 |
5339460003 | 有楽町 |
5339460007 | 東京 |
5339460009 | 水道橋 |
5339460011 | 御茶ノ水 |
国土数値情報の活用
各テーブルの内容がわかったので、これを相互に結び付けて、次回は中央線の駅の緯度経度を取り出す手順を示しましょう。